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ワーホリに行く人にとって、やはり気になるのは今の自分自身の英語力で仕事に就くことができるかどうかだと思います。
その英語力を測る基準として、よく言われているのがTOEICの点数であったり英検のレベルだと思います。
実際のところ、自分の英語が不安だったり、そもそもできないという方もいるのではないでしょうか。
今回はそのような疑問や不安を抱いている方に向けて、ワーホリにおいてのTOEICスコアや英語力について、1年間のカナダでのワーホリの経験を元に解説していきます。
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・ワーホリに行く予定で英語力が不安な人
・TOEICスコアを伸ばす方法や英語力が向上する勉強法を知りたい人
ワーホリではTOEICのスコアは必要?
結論から言うと、ワーホリにおいてTOEICのスコアは必要ではありません。
なぜなら、TOEICは基本的に英語力を客観的に測るための基準であり、エントリーシートやキャリアアップの際には有効ですが、ワーホリにおいては仕事のマネージャー(面接官)はTOEICのスコアを重要視していないからです。
ここからはもう少し細かく、ワーホリにおいてTOEICが必要でない理由を私のカナダでのワーホリの経験に基づいて解説していきます。
ワーホリでは最初から英語力がなくても生活できる
カナダのワーホリでは、最初から英語ができなくても問題ありません。
英語力に不安がある人は基本的には語学学校や留学エージェントのオフィスビルなどでサポートを受けながら英語を学び、慣れることが可能です。
私がワーホリをしていたカナダのバンクーバーには、英語を学びにきた留学生や現地で暮らしている日系の人々が多くいます。
ワーホリを楽しみたいという人や経験してみたいという人にとっては、自分自身のペースで暮らしていけるでしょう。
職種によっては英語力が必要ない仕事もある
ワーホリの一番の楽しみの一つは働きながら、休日に旅行をしたり、同僚と遊んだりすることだと思います。
仕事をする上で、英語力が必要な内容の職種もありますが、例えばレストランのキッチンや日本食レストランのホールスタッフ、ハウスキーパーなどは初級レベルの英語さえできていれば、仕事に就くことが可能です。
もちろん英語力に応じて、任せられる仕事内容も変わるので給料も異なりますが、現地で暮らしていくには充分な給料はもらえると思います。
そもそもTOEICのスコア自体が現地の仕事探しにおいては重要視されていない
現地で仕事を探す時、様々な方法があるとは思いますが最後はマネージャーと面接という形で英語で話すことが多いです。
質問の内容は「留学の目的や、仕事に対する志望動機など」のよくある質問を英語で受け答えする必要があります。
私も当時5店舗くらいのマネージャーと話をしましたが、特にTOEICについて質問されたことはありませんでした。
レジュメや面接の際に、応募者の英語力は確認できるので質問されなかったのだと思います。
ワーホリに行く前にTOEICを受験しておくメリット
ここまでワーホリにおいてはTOEICのスコアは必要ではないと述べましたが、ここからは逆にワーホリに行く前にTOEICを受験しておくべきメリットを解説していきます。
現状の自分の英語力を知ることができる
出発前に自分の英語力を知っておくという点で、ワーホリに行く前にTOEICを受験することはおすすめです。
行く前と後で成果として目に見える形で残るため、帰ってきてから就職する際にも履歴書や面接の時に、企業に伝わりやすいでしょう。
私もワーホリに行く前と行った後でTOEICを受験して、ワーホリが自分の英語にどのくらい効果があったのかを比較するいい材料となりました。
明確な目標を持ってワーホリに行くことができる
ワーホリに行く際にTOEICスコアの目標を決めておくことは、ワーホリでのモチベーションを維持しておくために重要です。
貴重な1年間のワーホリの特権を有意義に過ごすためには、もちろんワーホリを楽しむということも重要ですが、「英検で〇級合格する」や「TOEICの点数を〇〇〇点取る」というような明確な目標があった方が、精神的にめげずに頑張れると思います。
ワーホリの経験は生涯に一度のものですが、ただ何も考えずにゆっくりと過ごすよりは目標を持って取り組む方が何倍も楽しいものになるはずです。
ワーホリで求められるTOEICスコアと英語力とは?
先程も述べたようにカナダでは、TOEICに関しては日系企業を応募する場合を除いて、重要視されることはありません。
最も重要なポイントは言われた英語を正しく理解し、正しく伝えること、つまり「コミュニケーション能力」です。
実際にカナダで働いてみて感じた仕事内容と英語力の関係、そしてTOEICのスコアを表にまとめてみました。
TOEICスコア | 仕事内容 | 必要な英語力 |
---|---|---|
750~850 | ローカルレストラン(ホール) | ・ネイティブレベルの会話の受け答えができる ・メニューに関する説明ができる |
観光業(ツアーガイド) | ・ネイティブレベルの会話の受け答えができる ・ツアーの案内ができる | |
700 | カフェ・レストランホールスタッフ | 日常的な受け答えやメニューに関することを説明できる |
600 | アパレル・お土産ショップ定員 | レジ打ちや商品説明、日常的な会話ができる |
500 | ホテルスタッフ(ベッドメイキング) | マネージャーや同僚と意思疎通ができる |
400 | 美容院 | 同僚やお客さんと美容院のメニューについて会話ができる |
日本食レストラン(キッチン) | ・簡単な受け答えができる ・自分の意思を伝えられる | |
300 | ハウスキーパー | 簡単な受け答えができる |
私自身、経験した職種は一つのみですが、当時ワーホリをカナダでしていた知人に聞いたり、参考サイトで調べたりしたものとなります。
ワーホリの仕事は基本的にはサービス業がメインですが、あまり英語を仕事で使用しない職種ほど、給料が低く、英語を使って接客や説明、ガイドをする職種ほど給料が高い傾向にあります。
また、チップに関しては就業するお店によってもらえる金額やルール、パーセントなどは異なりますが、英語力が高ければそれに比例して、もらえるチップの量も増えるようです。
ワーホリ後にTOEICスコアが向上するための勉強法
ワーホリに行く前にTOEICを受験し、帰ってきた後に再度受験し、成果を比較することが大事だと述べましたが、いざワーホリに行ったとしても英語力が100%向上するわけではありません。
実は「ワーホリに行ったけれど、全く英語力が伸びなかった」や「ワーホリは行っても話せずに後悔するだけだからやめとけ」なんて言う話もよくあります。
また、TOEICに関しても同様に帰国後に再度受験しても変わっていなかったり、逆に下がっていたりすることもあります。
ここからは、ワーホリに行く前後でTOEICスコアが500点から800点に向上した私自身の経験を元にワーホリ後にTOEICスコアが向上するための勉強法を解説していきます。
ひらすらシャドーイングを行う
まず、行ったことはNetflixやAmazonPrimeなどの動画配信サービスで、ひたすらシャドーイング(話した内容を繰り返すこと)をしました。
おすすめのコンテンツとしてはリアリティショーやコメディなどの作品です。ほどんど日常会話と変わらない内容を話すので、楽しみながら学べる上に学んだことをワーホリの生活でも試すことが可能です。
私は当時、「Friends」や「Full House」などを何度も繰り返し観ていました。
コツとしては、意味が分からない内容や言葉でもとりあえずマネして発音してみることです。映像の感じと何回も繰り返すうちに意味は自然とわかってきます。
そして、マネして話すことで英語の発音もよくなるので例えば日本人の苦手な「R」や「F」の発音などが改善しやすいです。
ワーホリの職場でインプットとアウトプットを繰り返す
次に行っていたことは実際の仕事でコミュニケーションを積極的に取ることです。
私自身も最初は同僚が話している英語が速すぎて分からないのと恥ずかしさで何回も心が折れそうになりましたが、動画で学んだことを試したり、日常の出来事を自分から話したりすることで慣れてきて会話が取れるようになりました。
また、同僚が話していて分からなかった内容はメモして家に帰ってきて、復習したりすることによって上達のスピードも早くなりました。
英単語や表現、文章を意味ではなくイメージで捉えるように意識する
最後はどちらかと言うとマインド的な意味が強いですが、聞く英語や読む英語全てを日本語で捉えないように意識しました。
私たちは英語を解釈する際、一度日本語に訳し、その後日本語から英語に再度訳し直して発信していると思います。
それではネイティブの会話にはついていけません。
ある程度の会話表現や言い回しさえ、覚えてしまえば実はコミュニケーションは容易に取れます。もちろんビジネスで使う場合や正式や書面を記載する際などは幅広い単語の知識が必要ですが、それは次のステップです。
英語で言われたことを英語でイメージし、捉え、解釈し、発信することによって上達のスピードが格段に向上します。これが俗に言う「英語脳」なのではないかと私は思います。
これはTOEICなどの難しい英単語を学習する際にも有効で、イメージで捉えることによって、記憶の定着とアウトプットの速度が上がります。
TOEICで高得点を取るための勉強法については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ワーホリに行く際には留学エージェントを活用しよう
ここまでワーホリで必要な英語力やTOEICのスコア、TOEICを受けるメリットや高得点を取るための勉強法などを解説してきました。
とはいっても、「なかなか一人でやる気にならない」や「そもそもワーホリについてあまり知らない」という人もいると思います。
そんな人におすすめなのが留学エージェントサービスの利用です。ワーホリに行く前の英語力向上のサポートや帰ってきてからの就職の際にも相談に乗ってくれます。
また、ビザの手配や携帯会社の契約だけでなく、銀行の開設や現地で病気にかかった際の病院のサポートまでしてくれるところもあります。
ぜひ参考にしてください。
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