LANケーブルテスターはレンタルできる?LANケーブルチェッカー5機種を比較

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LANケーブルを自作したあとに通信できない、壁や天井裏に通したLANケーブルが断線しているか確認したい。そんなときに役立つのがLANケーブルテスターです。

LANケーブルチェッカーとも呼ばれ、導通や結線ミス、断線の確認に使えます。

ただ、短期間しか使わない場合は、購入するべきかレンタルするべきか迷うところです。安価なLANケーブルチェッカーは購入しやすい一方、高機能なLANケーブルテスターはレンタルのほうが向く場合もあります。

この記事では、LANケーブルテスター5機種を比較し、選び方やレビューで多かった不満、状況別のおすすめを解説します。短期間だけ使いたい人が、購入とレンタルのどちらを選ぶべきかもあわせて整理します。

※掲載している価格・仕様・在庫・レンタル料金は変更される場合があります。購入・レンタル前にメーカーや販売店、レンタル会社の最新情報を確認してください。

  1. LANケーブルテスターが向いていない人
  2. LANケーブルテスターを選ぶときに見るべき3つの基準
    1. 導通確認だけでいいか、断線位置まで知りたいか
    2. 親機と子機を離して使えるか
    3. LANケーブルテスターのレンタル料金と購入価格を比べる
  3. LANケーブルテスター5機種を比較
  4. おすすめのLANケーブルテスター5選
    1. サンワサプライ LAN-TST7|価格と使いやすさのバランスを取りたい人向け
    2. サンワダイレクト 500-LANTST1|安くLANケーブルの導通確認をしたい人向け
    3. HIOKI LANケーブルハイテスタ 3665|断線位置まで知りたいならレンタル候補
    4. エレコム LD-RCTEST3|LANケーブルテスターを持ち運びたい人向け
    5. VCELINK LANチェッカー|安いLANケーブルチェッカーを探している人向け
  5. LANケーブルテスターのレビューで多かった不満と対処法
    1. LEDの見方が分かりにくい場合は正常なケーブルを先に測る
    2. 9V電池を使う機種は作業前に電池を準備する
    3. 断線位置まで知りたいなら高機能型を検討する
  6. 状況別におすすめのLANケーブルテスター
    1. 自作LANケーブルを確認するならVCELINKか500-LANTST1
    2. 家や小規模オフィスの配線確認ならLAN-TST7
    3. LANケーブルテスターを現場へ持ち歩くならLD-RCTEST3
    4. LANケーブルの断線位置まで調べるならHIOKI 3665
  7. LANケーブルテスターを買ったあと最初にやること
  8. まとめ|LANケーブルテスターは用途に合わせて購入・レンタルを選ぼう

LANケーブルテスターが向いていない人

LANケーブルテスターやLANケーブルチェッカーは、主にLANケーブルの導通、断線、結線ミスを確認するための機器です。

ただし、LANケーブルに関するすべてのトラブルを確認できるわけではありません。

次のような目的の場合は、今回紹介するLANケーブルテスターだけでは用途を満たさない可能性があります。

  • Cat6Aなどの規格に適合しているか認証したい
  • 実際の通信速度が1Gbpsや10Gbps出ているか測定したい
  • PoEの電圧や給電状態まで詳しく確認したい
  • IPアドレスやネットワーク機器まで含めて障害原因を調べたい
  • LAN工事後の性能を認証試験として確認したい

特に、1~8番のLEDが順番に点灯する簡易LANケーブルチェッカーは、LANケーブル内部の芯線が正しくつながっているかを確認するための機器です。

LEDが正常に点灯したからといって、そのLANケーブルが規格上の通信性能を満たしているとまでは判断できません。

選ぶ前に確認

LANケーブルテスターを選ぶ前に、「導通や断線を確認したい」のか、「通信性能まで測定したい」のかを分けて考えましょう。

LANケーブルテスターを選ぶときに見るべき3つの基準

LANケーブルテスターは、価格だけで選ぶと必要な機能が足りなかったり、反対に高機能すぎたりします。

LANケーブルチェッカーを選ぶ際は、測定できる内容・親機と子機の使い方・購入価格とレンタル料金の3点を確認しましょう。

導通確認だけでいいか、断線位置まで知りたいか

LANケーブルテスターを選ぶ際に最初に確認したいのが、何を調べたいかです。

自作したLANケーブルのコネクタが正しく圧着されているか、芯線がつながっているかを確認する程度なら、LEDで結線状態を見る簡易LANケーブルチェッカーでも対応できます。

一方、壁の中を数十m通したLANケーブルについて、「断線していることは分かったが、どのあたりで切れているのか知りたい」という場合は、簡易型では情報が足りないことがあります。

高機能なLANケーブルテスターには、ケーブル長を測定したり、断線位置を絞り込んだりできる機種もあります。

LANケーブルの導通確認だけなら簡易型、断線位置まで知りたいなら高機能型と考えると選びやすくなります。

注意

安価なLANケーブルチェッカーで断線していることが分かっても、「何m地点で断線しているか」までは確認できない機種があります。

親機と子機を離して使えるか

敷設済みのLANケーブルを調べるなら、LANケーブルテスターの親機と子機を分離できるかも重要です。

机の上で短い自作LANケーブルを確認するだけなら、大きな違いはありません。

しかし、

  • リビングから別室へ通したLANケーブル
  • 1階から2階へ通したLANケーブル
  • オフィスの壁内配線
  • 配線盤から各部屋へ伸びるLANケーブル

などを確認する場合、LANケーブルの両端を同じ場所へ持ってくることはできません。

その場合は、親機とリモートユニットを分離できるLANケーブルテスターが便利です。

レビューでも、親機と子機が分離できることで、すでに部屋へ配線されているLANケーブルの確認に使いやすいという評価がありました。

壁内配線や部屋間配線を調べるなら、価格だけでなくリモート側を切り離せるかも確認しましょう。

LANケーブルテスターのレンタル料金と購入価格を比べる

LANケーブルテスターを短期間だけ使いたい場合は、購入価格とレンタル料金を比較しましょう。

ただし、「数日しか使わないからレンタル」と決めるのではなく、必要な機能を持つLANケーブルテスターを購入するといくらかかるかで判断するのがポイントです。

今回比較する商品では、1,500円前後から購入できる簡易LANケーブルチェッカーがある一方、数万円する高機能モデルもあります。

1,500~3,000円程度の商品であれば、送料や返却の手間まで考えると、短期間しか使わなくても購入したほうが手軽な場合があります。

一方、数万円するLANケーブルテスターを一度の工事やトラブル対応でしか使わないなら、レンタルを比較する意味があります。

購入・レンタルの目安

3,000円前後までの簡易LANケーブルチェッカー → 購入を優先して検討
・数万円する高機能LANケーブルテスターを一度だけ使用 → レンタル料金も比較

レンタルでは送料、最低利用期間、補償、在庫状況などが関係する場合があります。

表示されている月額料金だけでなく、返却まで含めた総額で比較しましょう。

LANケーブルテスター5機種を比較

ここでは、LANケーブルテスター・LANケーブルチェッカー5機種の価格や対応端子、測定距離、電源などを比較します。

自作LANケーブルの導通確認だけなのか、長いLANケーブルの断線位置まで知りたいのかを意識しながら選んでください。

商品参考価格対応端子測定対応ケーブル長重量電源向いている用途
サンワサプライ LAN-TST73,047円RJ-45/RJ-11305m約69g単四×2家庭・小規模オフィス
サンワダイレクト 500-LANTST11,880円RJ-45/RJ-11公式記載なし親機約77g/子機約46g9V×1安く導通確認したい
HIOKI 366565,340円RJ-452~300m160g※単三×2断線位置まで調べたい
エレコム LD-RCTEST314,377円RJ-450.5~100m※55g9V×1持ち運びを重視
VCELINK LANチェッカー1,499円RJ-45/RJ-11公式記載なし180g9V×1最低限の結線確認

※HIOKI 3665の重量は電池を含みません。
※LD-RCTEST3は一部の細いケーブルでは90mまでです。

LANケーブルの導通確認だけなら3,000円以下の簡易LANケーブルチェッカー、断線位置まで知りたいなら高機能LANケーブルテスターを基準にすると選びやすいです。

おすすめのLANケーブルテスター5選

ここからは、LANケーブルテスター5機種について、仕様だけでは分かりにくい違いを解説します。

各商品のメーカー仕様とは別に、利用者レビューで見られた評価や不満もまとめています。

レビューは利用者個人の感想であり、使用環境によって評価が異なる場合があります。

サンワサプライ LAN-TST7|価格と使いやすさのバランスを取りたい人向け

LAN-TST7は、3,000円前後で購入できる簡易LANケーブルテスターです。

RJ-45とRJ-11に対応し、LEDを見ながらストレート/クロス、結線、配線ミスを確認できます。

断線の有無だけではなく、断線している芯線の特定にも対応。測定対応ケーブル長は305mです。

親機とリモートユニットを分けられるため、自作LANケーブルだけでなく、壁や別室へ敷設済みのLANケーブル確認にも使えます。

サイズは親機とリモートを組み合わせた状態で幅62×奥行96×高さ24mm、重量約69g。使用する電池は単四乾電池2本です。

なお、レビューには単三電池を使用するとする内容もありましたが、現行のメーカー公式仕様では単四乾電池2本となっています。

利用者レビューの傾向

良かったという声

  • 操作がシンプルで使いやすい
  • 導通確認用として便利
  • 高価な測定器とは別に、簡易チェック用として使いやすい

気になったという声

  • LEDが点灯しただけでは配線状態を判断しにくい場合がある
  • クロスケーブルなどは子機側の点灯順も見る必要がある
  • スライド部分が外れやすいと感じる人もいる

特に注意したいのはLEDの見方です。

親機側で1~8が順番に点灯しても、途中で配線が入れ替わっている場合やクロスケーブルでは、子機側の表示まで確認する必要があります。

「すべてのLEDが光った=問題なし」とだけ判断しないことがポイントです。

初めて使うなら、正常に通信できるLANケーブルで点灯パターンを確認してから、本番のケーブルを測ると判断しやすくなります。

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向いている人

自宅や小規模オフィスでLANケーブルの導通・断線・結線ミスを確認したい人

向いていない人

LANケーブルの断線地点を「約○m先」のように距離で知りたい人

短期間だけLANケーブルテスターを使う場合でも、3,000円前後ならレンタルより購入したほうが手軽なケースがあります。

サンワダイレクト 500-LANTST1|安くLANケーブルの導通確認をしたい人向け

500-LANTST1は、価格を抑えてLANケーブルの導通確認をしたい人向けのLANケーブルチェッカーです。

RJ-45のUTP/STP LANケーブルと、RJ-11のモジュラーケーブルに対応しています。LANケーブルの導通・断線・結線ミス、グランドの有無を確認できます。

親機と子機を取り外せるため、壁に配線済みのLANケーブルにも使用可能です。LEDの点灯を遅くするスローモードと、暗所で使えるLEDライトも搭載されています。

利用者レビューの傾向

良かったという声

  • 親機と子機を分離でき、部屋をまたぐ配線確認に使いやすい
  • 自作LANケーブルの導通確認には十分だった
  • 低価格で基本的なトラブル確認ができる

気になったという声

  • 9V角形電池を普段使わないため準備が必要
  • 電源ランプの明るさや点滅が気になる
  • 耐久性については長期間使わないと判断しにくい

購入時に電池の付属有無を確認し、必要なら本体と一緒に用意しておくと安心です。

また、公式ページでは最大測定ケーブル長が明記されていません。

長距離LANケーブルを調べる予定があり、対応距離を事前に把握したい場合は、測定距離が明記された機種のほうが選びやすいでしょう。

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向いている人

2,000円前後で自作LANケーブルや部屋間配線を確認したい人

向いていない人

LANケーブルの断線位置まで知りたい人、9V電池を使いたくない人

低価格なLANケーブルチェッカーなので、短期間だけ使う場合でもレンタルより購入しやすい機種です。

HIOKI LANケーブルハイテスタ 3665|断線位置まで知りたいならレンタル候補

HIOKI 3665は、今回紹介するLANケーブルテスターのなかでも、簡易LANケーブルチェッカーとは測定できる内容が大きく異なります。

メーカー公式価格は税込68,640円です。

CAT3、4、5、5e、6、6Aのツイストペアケーブルに対応し、コネクタはRJ-45です。

ワイヤマップ検査では、次のような状態を検出できます。

  • オープン
  • ショート
  • リバース
  • トランスポーズ
  • スプリット
  • その他の誤配線

さらに2~300mのLANケーブル長を測定できます。

測定確度は規定条件で±4% rdg. ±1m、表示分解能は0.1m。単3形アルカリ乾電池2本で動作し、重量は電池を除いて160gです。

利用者レビューの傾向

良かったという声

  • 距離表示があり、断線場所を探す際に役立った
  • 画面や音による判定が分かりやすい
  • クロスケーブルなどの状態を確認しやすい
  • 単三乾電池で動くため現場で交換しやすい

気になったという声

  • 簡易LANケーブルチェッカーと比べると価格が高い
  • 個人のDIY用途では機能を持て余しやすい

レビューでは距離表示を評価する声がありますが、表示された距離と実際の断線地点が完全に一致すると考えないほうがよいでしょう。

また、この機種で大きなハードルになるのが価格です。自作LANケーブル数本の導通確認だけであれば、6万円台の機種はオーバースペックになりやすいでしょう。

一方、壁内配線などで断線位置まで調べたいなら、簡易LANケーブルチェッカーにはない機能を活用できます。

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レンタルを検討しやすい商品

一度だけ壁内LANケーブルの断線位置を確認したい場合は、購入価格だけでなくレンタル料金も比較しましょう。
高機能モデルほど、短期利用ではレンタルのメリットが出やすくなります。

向いている人

長距離・壁内LANケーブルの断線位置や複雑な誤配線まで調べたい人

向いていない人

自作LANケーブル数本の導通だけを確認したい人

エレコム LD-RCTEST3|LANケーブルテスターを持ち運びたい人向け

LD-RCTEST3は、LANケーブルテスターを現場へ持ち運ぶ機会が多い人に向いた製品です。

幅36×奥行141×高さ24mm、重量55gの細長い形状で、本体とリモートユニットを分離できます。

対応規格はCat5(100BASE-TX、T568A/T568B)。

測定できるLANケーブル長は0.5~100mで、一部の細いケーブルは90mまでです。

ストレート/クロス判別、1~8番の結線状況、リバース接続、STP/UTP判別、配線ミスなどを確認できます。

電源は9V電池1個です。

利用者レビューの傾向

良かったという声

  • LANケーブルを接続して状態を確認しやすい
  • 小型で工具箱やバッグに入れやすい
  • 軽量なので現場への持ち運びがしやすい

気になったという声

  • スイッチの操作感が頼りなく感じる
  • スイッチ部分の作りが気になるという意見がある

レビューでは、本体サイズや持ち運びやすさが評価されています。

一方で、測定機能とは別にスイッチの操作感に不満を持つ利用者もいました。業務で何度も使う予定なら、測定機能だけでなく操作部分の使い勝手も考慮したい機種です。

また、今回の調査価格は14,377円で、簡易LANケーブルテスターのなかでは高めです。

一度だけ自宅で使うなら、低価格モデルとの差額に見合うほど携帯性が必要かを考えて選びましょう。

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向いている人

LANケーブルテスターを現場へ持ち歩き、敷設済みのCat5ケーブルを繰り返し確認する人

向いていない人

自宅のLANケーブルを一度だけ確認したい人、Cat6Aなどを前提に選びたい人

VCELINKのLANチェッカーは、価格を抑えてLANケーブルの導通・結線確認をしたい人向けです。

今回確認した同系モデルのメーカー仕様ではRJ11/RJ45ケーブルに対応し、表示はLED式です。

重量180g、電源は9V電池を使用します。

利用者レビューの傾向

良かったという声

  • 安価で導通・結線確認に使える
  • 基本的なLANケーブルチェッカーとして必要十分と感じた

気になったという声

  • 初心者にはLEDの見方が分かりにくい
  • 使用方法を理解していないと判断しづらい
  • 9V電池の価格や入手性が気になる

価格を抑えられる一方、測定結果を画面上で詳しく説明してくれるタイプではありません。

LEDの番号や点灯順を確認し、自分でLANケーブルの結線状態を判断する必要があります。

初めて使う場合は、正常なLANケーブルを先に測定してLEDの点灯パターンを確認しておくと使いやすくなります。

また、9V電池を使用するため、作業前に電池の準備も確認しておきましょう。

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向いている人

費用を抑えてLANケーブルの導通・結線を確認したい人

向いていない人

初めてでも画面を見ただけで異常内容を判断したい人、LANケーブルの断線位置まで知りたい人

LANケーブルテスターのレビューで多かった不満と対処法

5機種の利用者レビューを横断して見ると、LANケーブルテスターの不満は大きく3つに分けられます。

レビューで共通して見られた不満

1.LED表示の読み方が分かりにくい
安価なLANケーブルチェッカーでは、自分で点灯順を確認する必要があります。

2.9V電池を普段使わない
今回比較した機種には、9V角形電池を使用するモデルが複数あります。

3.簡易型では断線位置まで分からない
断線している芯線は確認できても、ケーブルの何m地点かまでは分からない場合があります。

LEDの見方が分かりにくい場合は正常なケーブルを先に測る

安価なLANケーブルチェッカーでは、1~8番のLEDが点灯するかだけではなく、どの順番で点灯したか、親機と子機で同じ順番かを確認する必要があります。

初めて使用する場合は、故障を疑っているLANケーブルをいきなり測定せず、正常に通信できるケーブルを先に測りましょう。

正常時の表示を知っておけば、異常なLANケーブルとの違いを判断しやすくなります。

9V電池を使う機種は作業前に電池を準備する

今回比較したLANケーブルチェッカーには、9V電池を使用する製品が複数あります。

単三や単四乾電池は自宅にあっても、9V角形電池は普段使わないという人もいるでしょう。

購入前に電池が付属しているか確認し、必要なら本体と一緒に用意しておくと作業当日に困りにくくなります。

電池の入手性を重視するなら、単三や単四乾電池で動くモデルも候補に入れましょう。

断線位置まで知りたいなら高機能型を検討する

簡易LANケーブルチェッカーで断線していると分かっても、LANケーブルの何m地点で断線しているかまでは分からないことがあります。

短いLANケーブルなら交換する方法もありますが、壁や天井裏に敷設された長距離ケーブルでは簡単ではありません。

壁内LANケーブルの断線位置まで知りたい場合は、断線位置の確認に対応した高機能LANケーブルテスターを選ぶか、短期レンタルを検討しましょう。

状況別におすすめのLANケーブルテスター

LANケーブルテスターは、価格だけではなく「どこで、何を測りたいか」で選ぶと絞り込みやすくなります。

自作LANケーブルの導通確認と、壁内LANケーブルの断線位置調査では、必要になる機能が大きく異なります。

使用する状況おすすめ理由
自作LANケーブルを数本確認VCELINK/500-LANTST1低価格で導通確認ができる
家や小規模オフィスの配線確認LAN-TST7305m対応・親子分離
現場へ頻繁に持ち歩くLD-RCTEST355gと軽量
壁内LANケーブルの断線位置を調査HIOKI 3665ケーブル長・断線位置確認に対応
高機能LANケーブルテスターを一度だけ使用HIOKI 3665をレンタル購入価格が高いため

自作LANケーブルを確認するならVCELINKか500-LANTST1

自作LANケーブルについて「8本の芯線が正しくつながっているか確認したい」という用途なら、高価なLANケーブルテスターを選ぶ必要性は低めです。

VCELINKや500-LANTST1なら2,000円前後で購入できます。

低価格なLANケーブルチェッカーなら、一度しか使わなくてもレンタルより購入したほうが手軽なケースがあります。

家や小規模オフィスの配線確認ならLAN-TST7

別室まで敷設したLANケーブルを調べるなら、親機とリモートを分離できるLAN-TST7が候補です。

RJ-45/RJ-11に対応し、測定対応ケーブル長は305mです。

9V電池ではなく単四乾電池2本を使用するため、電池の入手しやすさを重視する人にも向いています。

ただし、LANケーブルの断線位置を距離で表示する機種ではありません。

LANケーブルテスターを現場へ持ち歩くならLD-RCTEST3

LD-RCTEST3は重量55gで、工具箱やバッグへ入れて持ち運びやすいLANケーブルテスターです。

逆に、自宅でLANケーブルを一度測るだけなら14,000円台という価格がネックになります。

携帯性に価格差を払う価値があるかで判断すると選びやすいでしょう。

LANケーブルの断線位置まで調べるならHIOKI 3665

壁内LANケーブルの断線の有無だけでなく、ケーブル長測定を利用してトラブル箇所を絞り込みたいならHIOKI 3665が候補です。

ただし、購入価格は6万円台です。

一度きりの工事やトラブル対応なら、LANケーブルテスターのレンタル料金や送料を確認し、購入価格と比較しましょう。

LANケーブルテスターを短期利用するときの考え方

安価なLANケーブルチェッカーは購入。
高価なLANケーブルテスターを一度だけ使うならレンタルも比較。

使用期間だけではなく、必要な機能と価格の両方から判断するのがポイントです。

LANケーブルテスターを買ったあと最初にやること

LANケーブルテスターを購入したら、最初に正常なLANケーブルを1本測定して、正常時の表示を確認するのがおすすめです。

故障を疑っているLANケーブルをいきなり測ると、異常表示なのか操作方法を間違えているのか判断しにくくなります。

次の順番で確認しましょう。

  1. 正常に通信できるLANケーブルを1本用意する
  2. LANケーブルテスターの親機と子機へ接続する
  3. 正常時のLEDや画面表示を確認する
  4. 調べたいLANケーブルへ差し替える
  5. 正常なLANケーブルとの表示の違いを見る

LED式のLANケーブルチェッカーなら、1~8番がどのような順番で点灯するのか確認します。

画面表示型なら、正常なストレートケーブルがどのように判定されるのか見ておきましょう。

正常なLANケーブルを先に測定すると、「LANケーブルテスターの使い方が間違っているのか」「LANケーブル側に異常があるのか」を切り分けやすくなります。

また、敷設済みLANケーブルを何本も調べるなら、両端に番号や場所を書いたラベルを付けておくと作業しやすくなります。

たとえば、

  • リビング1
  • 2階西側
  • 会議室A
  • 配線盤3番

のように整理します。

配線盤に10本、20本とLANケーブルが集まっている環境では、測定中にどのケーブルを確認しているか分からなくなりやすいためです。

LANケーブルテスターで異常が出ても、すぐにLANケーブル全体を交換する必要があるとは限りません。

自作LANケーブルなら、まずRJ-45コネクタの圧着部分を確認しましょう。

芯線の位置ずれや差し込み不足であれば、コネクタを作り直すことで改善する場合があります。

壁内LANケーブルで異常が出た場合は、別の正常なケーブルや別ポートでも確認し、原因を切り分けてから修理を検討してください。

まとめ|LANケーブルテスターは用途に合わせて購入・レンタルを選ぼう

LANケーブルテスターやLANケーブルチェッカーは、価格が高いほどすべての人に向いているわけではありません。

自作LANケーブルの導通や結線確認だけなら、1,500~3,000円程度の簡易LANケーブルチェッカーで足りるケースがあります。

一方、壁や天井裏に敷設した長いLANケーブルの断線位置まで調べたい場合は、高機能なLANケーブルテスターが必要になります。

選び方を整理すると次のとおりです。

目的LANケーブルテスターの選び方
自作LANケーブルの導通確認低価格なLANケーブルチェッカーを購入
別室・壁内LANケーブルの結線確認親機・子機分離型を選ぶ
現場で繰り返し使用軽量なLANケーブルテスターを購入
LANケーブルの断線位置まで調べたい高機能LANケーブルテスターを選ぶ
高機能LANケーブルテスターを一度だけ使うレンタル料金も確認

安価なLANケーブルチェッカーは購入、高価なLANケーブルテスターを短期間だけ使うならレンタルも比較する。

「何日使うか」だけではなく、「LANケーブルの何を確認したいか」から選ぶと、必要以上に高い機種を購入したり、反対に機能不足のLANケーブルチェッカーを選んだりするのを避けやすくなります。

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