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TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEIC)で800点以上の点数を取得することは、転職やキャリアアップ、就職活動の場において、一般的に英語力が高いと評価されることが多いと思います。
しかし、いざTOEICの勉強を始めて受験したり、800点以上取るというような目標があって何回も受験を繰り返していてもなかなか取得できないという人も少なくないでしょう。
今回はそのような方に向けて、TOEIC800点の実際の英語レベルや難しさなどの基礎知識を踏まえて、私がTOEIC500点から800点まで得点を伸ばした勉強法を解説します。
・短期間でTOEIC800点を取得するための具体的な勉強法を知りたい人
・他の人がどのようにして800点を取得したのか、成功体験を知りたい人
・TOEIC800点のレベルやメリットが気になる人
TOEIC800点の英語レベルとは?:勉強法を知る前の前提知識
TOEICを運営しているETSによると、2022年度の全受講者のTOEICテストの平均スコアは608点となっています。そして、TOEIC800点以上の795点〜990点のスコアの割合は合計で15.9%になっておりTOEIC800点を取得することは比較的レベルが高いことが見受けられます。
参照:IIBC公式HP「TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料」
また、外国語の習得レベルをA1~C2の6段階で分類しているCEFR(セファール)という基準があり、ETSがそれを元に作成したTOEICスコアとの対照表を見てみるとTOEIC800点のレベルはB2くらいであるとされています。
画像引用元:TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表
CEFRによると各レベルでの英語力には、一般的に以下のような特徴があります。
段階 | CEFR | 能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧 |
---|---|---|
熟達した言語使用者 | C2 | 聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。 |
C1 | いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる。 | |
自立した言語使用者 | B2 | 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。 |
B1 | 仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。 | |
基礎段階した言語使用者 | A2 | ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。 |
A1 | 具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。 |
上記の表からもわかるように、TOEIC800点取得の難易度は比較的高く、取得するためには日常会話はジャンル問わず、聞き取ることができるようなリスニング力と英語のニュースや書籍などを読んで理解できるような読解力が必要であると言えます。
TOEIC800点を取得するメリット
ここまで、TOEIC800点のレベルの指標やレベルの解説などをしてきました。最初にも述べた通り、TOEIC800点を取得することは転職や就職活動において、プラス要素が多くあります。
ここからは社会人と就活生でのTOEIC800点を取得するメリットを紹介していきます。
TOEIC800点の大学生は就職活動を有利に進められる!
大学生でのTOEIC800点取得はさまざまな場面で良いアピール材料になります。
多くの大学は新入生に対し、大学入学後に団体でのTOEIC受験を採用しています。これは入学後の英語のクラス分けに使用されたり、英語関連の講義の単位取得で必要になる場合もあります。また、海外の大学への交換留学や編入の際に利用できることもあるため、TOEIC高得点は大学生の選択肢を増やすことを手助けしてくれます。
大学生が最もTOEICスコアを使用できるのが就職活動においてです。一般的には履歴書に記載可能なTOEICの点数は500点以上と言われており、600点以上であれば就職活動の際に少し有利になるでしょう。
さらに800点を取得していると外資系企業や英語を使用する職種に応募しやすくなるのはもちろんのことですが、点数と同時に800点取得するために努力できるメンタル面での評価も得ることができます。
TOEIC800点の社会人は昇進や転職でのキャリアアップの可能性が高まる!
社会人の場合ですと、TOEIC800点取得することは今後の選択肢を増やすことに繋がります。会社内での異動・昇進・昇格の際にTOEICスコアが求められることが多く、海外事業部や専門部署への活躍が期待されます。昇進や昇格に伴い、年収や時給UPなどの報酬面でのメリットも期待できるでしょう。
また、実務においても英語ができるとクライアントや関わる人の幅が広がるなどのメリットがあります。海外の人とやり取りをしたり、海外への出張など新しいことに挑戦する機会や新しい刺激も増えて仕事のモチベーションがアップするでしょう。
さらに転職や社会人になってからの大学院への入学、MBA取得など英語力が必要な場合も、TOEIC800点は必要になってくる場合があります。自分自身のスキルアップやキャリアアップのためにTOEIC800点を目指して学習している人も多くいます。
TOEIC800点を取るための勉強法
ここまで、TOEIC800点の英語レベルや取得するメリットなどを紹介してきました。
しかし、いざTOEIC800点取得を目標に勉強を始めようと思っても、なかなか継続するのが難しく心が折れそうになってしまうこともあると思います。
実は私自身も大学生の時に初めて受けたTOEICの点数は一応英語関係の学部にもかかわらず350点くらいでした。そこから社会人になるまで何回か挑戦して受講しましたが結局500点くらいで伸び悩んでいました。
しかしながら、今から紹介する3つの勉強法を繰り返し行った結果、3ヶ月でTOEIC800点を取得することができました。ここからはその詳細を実際のやり方とともに解説していきます。
①ひらすら洋画ドラマでシャドーイング
英語脳を鍛える目的で最適なのがシャドーイングです。シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら1語〜2語遅れて復唱して同じ英語を繰り返し発声することです。
シャドーイングのメリットは聞いた内容をそのまま発声するだけなので、自然と英単語や言い回しを覚えることができる点です。また、発音もそっくり真似ることで日本人が苦手なRやV、thなどの発音方法も練習することができるため一石二鳥です。
私が実際にやっていたシャドーイング方法はNetflixなどの動画配信サービスで「Friends」や「Full House」などのよりリアルに近いドラマやリアリティショーを英語の字幕を見ながら復唱していました。
ストーリーやキャラクターが面白いので楽しんで学習ができるだけでなく、何回も繰り返し見ることで、ネイティブの発音にも慣れることができてとても効果があったと実感しています。
②インプット(聞く、書く)とアウトプット(書く、発声する)
先程のシャドーイングでも実践していることですが、英語のインプットとアウトプットを繰り返し行うのが理解力を深める上で最も効果的な勉強方法です。
日本人は特にアウトプットが苦手だと言われています。しかしながら、インプットした英語を誰かと話すだけがアウトプットの方法とは限りません。
私が実際にやっていたアウトプットの方法は以下の2点です。
- わからない単語やイディオムの意味を調べ付箋に書き出し部屋やトイレの見えるところに貼っておく
- 日常生活で目についた単語や会話などを英語で考え、発声してみる
TOEICのリーディングにおいて、難しいポイントはTOEICに頻出する単語や言い回しなどがあることです。このような単語は市販の単語帳で学ぶことができますが、なかなか覚えられず結局継続できなくて諦めてしまいがちです。
その点、1つ目の付箋やメモ帳など普段の生活の際に目にする所に貼っておけば、自然と目にうつるので学んだことが覚えやすくなります。
さらに学んだ単語やイディオムを使用して2つ目の方法を日常的に実践すれば理解度が深まると思います。
インプットする単語は1日5個〜10個くらいである程度覚えることができたら、ノートにストックしていき新しいものを貼っていくというように繰り返すことをおすすめします。
③リスニングは倍速、リーディングは答え合わせを重点的に行う
これまで解説してきた2つの方法はTOEICでなくても英語を習得する際に最短で効果を実感できる勉強法です。
最後の方法は実際にTOEICの公式問題を使用する勉強方法です。私が実際に使用した練習問題はTOEICの公式問題集(最新Ver)2冊とYouTubeです。練習問題は以下の2点を重点的に取り組みました。
- YouTubeではリスニング問題を1.2~2.0倍速で聞くこと
- 公式問題集では答え合わせの際に全ての問題を確認すること
まず1つ目のリスニングに関してですが、耳をスピードに慣らすために倍速でずっと取り組みました。リスニングパートは最後の方になると長い会話の問題に加えて英語を正確に聞き取り理解することができないと回答が難しいです。
予め速いスピードに慣れておけば実際の試験で聞く英語は聞き取りやすく、高得点を狙うことができます。また、普段の学習においてもニュースや音楽などの英語を通常よりも速いスピードで聞く練習をすることは効果的です。
2つ目の公式問題集の勉強法についてはリーディングをメインに対策しました。リーディングパートは慣れていない場合、最後の方になると長文問題が多くなってきて時間がなくなってしまい無回答や適当に回答して点数を落とすことがよくあります。
それを対策するためには繰り返し問題を行うことはもちろんのこと、どうして間違えたのかどこで間違えたのかを知ることが重要です。答え合わせの際に解説を理解できるようにノートにまとめたり、付箋に書くと理解度が深まります。
そして、TOEIC特有の傾向や表現などを学ぶことができて、問題を解くスピードも向上していきます。日常的に英語の文章やニュースを読むことも効果的ですのでぜひ試してみてください。
TOEIC800点は自分自身に適した勉強法で達成しよう
ここまでTOEIC800点の取得の英語レベルやメリット、実際に800点取得した際に行っていた勉強法などを解説しました。
TOEIC800点取得することは難易度的には難しく、特に社会人にとっては働きながら勉強しないといけないのがとても大変だと思います。
学生の場合も同様に大学の講義やアルバイトの合間を縫って、勉強することは容易ではありません。
実は私も何度も継続しようと挑戦しては挫折しての繰り返しでした。
やっぱり、何か頑張れる目標やモチベーションがないと継続することは難しいですよね。
そのような場合にTOEIC800点という目標は高いですが、達成不可能な目標ではないと思います。
また、勉強法も自分自身にあったものや学習していて楽しむことができて、実際の成長が実感できる方法であれば継続できるのではないでしょうか。
私は自分に適した勉強法が分かるまで結構な時間と労力がかかりましたが、現代において英語学習では様々なサービスや学習方法があります。
以下のサイトではTOEIC L&R対策のための単語学習に特化したサービスを受けることができます。
こちらのサービスはAIが作成した動画や画像を元に英語学習の基盤となる3000語の単語を楽しみながら、学習することが可能で学習者のレベルに適したプログラムを選ぶことができます。
また、TOEICだけではなく、ビジネス英語やTOEFL iBTなどの学習にも応用が効くため一つのサービスで複数の学習が可能です。
記憶定着による単語理解を追求したシステムやサービスが豊富ですので、ぜひ試してみてください。
参考:Globify公式HP
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