賃貸アパートで隣人の生活音や外部の騒音が気になることはありませんか?
また、自分の生活音が隣人に迷惑をかけていないか心配する方も多いですよね。
本記事では、アパートでの防音の重要性や防音グッズの選び方、使う際の注意点と共に一人暮らし歴10年以上の管理人がおすすめするアパートの防音グッズをご紹介します。
アパートの防音グッズが必要な理由と重要性
賃貸アパートは戸建に比べて、隣や上下階の部屋の騒音が響きやすく、周囲に迷惑をかけてしまうことがあります。
話し声が大きかったり、組み立てや作業などの音が聞こえたりというように騒音の種類はさまざまですが、特に木造や軽量鉄骨のアパート、また壁や床が薄い物件などでは防音対策は必要になります。
アパートの防音グッズを正しく使用すれば、このような悩みを解消でき、他の人に迷惑もかけずに快適な日常生活が送れます。
アパートの防音グッズの選び方
実際にアパートの防音グッズを選ぶ際にどのようなものを選べば良いか迷ったり、調べることがあると思います。
アパートの防音グッズを選ぶ際には、以下のポイントをチェックしてみてください。
防音効果:遮音性や吸音性が高いかどうか
言わずもがなですが、防音効果は最優先事項です。特に遮音性や吸音性に優れているかを確認する必要があります。
リモート会議をする時や配信をする場合には、周りに内容が聞こえないように注意しなければならないため、防音グッズで音を軽減したり、聞こえなくしたりすることが重要です。
遮音のためによく使用されるのは、鉄板や鉄筋コンクリート、石膏などです。吸音ではグラスウールやウレタンフォームなどがあります。
防音グッズを選ぶ上ではまず遮音対策を基本として考慮しながら、その後に吸音対策をしていくといいでしょう。
設置のしやすさ:賃貸アパートでも簡単に取り付け・取り外しが可能か
賃貸アパートにおいては、取り外しの簡単さも大切なポイントです。
基本的には壁や床を傷付けずに設置した方が、退去の際に追加費用を請求されずに済みます。そのため、取り付けや取り外しが簡単にできて、釘などの工具を使わずに設置できるものが良いです。
賃貸アパートで壁や床にインテリアを設置する際には以下の商品を使用すると壁を傷付けずに済むので試してみてください。
デザイン性:部屋のインテリアにマッチする商品か
部屋のインテリアにマッチするかも重要なポイントです。住宅用の防音グッズを使用するとどうしても生活感が出てしまいます。
防音グッズはパネルやシートなどの工業製品っぽいデザインの商品が多いので、部屋の雰囲気に合うようなものを選びましょう。
また、カーテンやシート、マットなどの商品は一つ変えるだけで部屋の雰囲気がガラリと変わってしまうので、購入の際はよく検討することをおすすめします。
コスパの良さ:価格に見合う性能を持っているか
コストパフォーマンスが良いかも防音グッズを選ぶ上で大切です。
購入してみたもののサイズや性能が期待したものとは違っていては、また買い直すことになってしまうので結局コストが高くなってしまいます。
購入の際には、サイズの間違いが無いように商品の詳細情報までよく確認することと口コミやレビューなどを参考にして検討しましょう。
特に、防音グッズの中でもカーテンやマットなどの家具系の商品はある程度値段がするものもありますので、後悔しないために注意が必要です。
おすすめのアパートの防音グッズ7選
ここからは、おすすめのアパートの防音グッズを紹介していきます。カーテンやパネル、シートやマットなど対策すると良い場所がたくさんありますので、自身の間取りや部屋の広さと照らし合わせて検討してみてください。
1、窓用の防音シート・テープ
窓に貼るだけで防音効果を発揮することができる窓用の防音シートやテープ、パネルなどは賃貸では、特に優先したい防音グッズです。
窓用の防音シート・テープには以下のメリットがあります。
- 窓のちょっとした隙間を埋めることができる
- 室内の音を外に漏れるのを、屋外の音が室内に入ってくるのを防ぐ
- 取り外しが簡単にできるため、掃除や張り替え、引越しなどの際にラク
2、防音カーテン
遮音性の高い厚手のカーテンを使うことで、外部からの騒音を効果的に軽減できます。特に防音カーテンは「中高音音域」の騒音を防ぐのに優れています。
例えば、赤ちゃんや子供の泣き声、ペットの鳴き声などの比較的音域が高い音を軽減するのに適しています。
また、高密度の生地を選ぶことでより防音機能が期待できるため、映画鑑賞やゲームなどを大音量で楽しみたい方は質の良い防音カーテンがおすすめです。
3、吸音パネル
吸音パネルは壁に貼ることで音の反射を抑え、室内からの音漏れを防ぎます。パネル内に音が入ると、中にある吸音素材と音が摩擦を起こして、音の力を軽減する仕組みになっています。
学校の音楽室やオフィスなどはもちろん、自宅や賃貸にも設置可能です。特に小さい子供のいる家庭や、ペットのいる家庭におすすめで室内の音が外に漏れるのを防ぐことができます。
家庭用の吸音パネルは企業や学校用のものと比べて、デザインやカラーなどが豊富にあるので、ご自身の部屋のインテリアや雰囲気に適しているものを検討してみるのがおすすめです。
4、防音シート
防音シートは主に壁に貼る用のシートのことで「吸引効果」と「遮音効果」の両方を持っているシートのことを指します。工事現場などでも設置されることが多く、豊富なラインナップがあります。
防音シートの主な特徴は以下の通りです。
- 室内で発生した音が外に漏れるのを防ぐ。
- 外部からの騒音が室内に入るのを防ぐ。
賃貸で防音シートを選ぶ際は、防音シートは壁に貼るものですので壁を傷つけずに貼って綺麗に剥がせるタイプのもので部屋のインテリアやデザインにマッチするものを選ぶようにしましょう。
5、防音マット
防音マットは、遮音性と吸音機能を備えたマットのことで主に床に敷いて使用することが多いです。特に小さな子供の足音やピアノなどの楽器音、ペットの足音を軽減するのに適しています。
防音マットにも実は種類があり、空気を伝わって耳に聞こえる「音」の対策ができるものと、「足音」や「ピアノの打鍵音」などの「振動」の対策ができるものに大きく分けられています。
騒音の種類や外部に漏らしたくない音の種類によって、どちらを対策するのかを選ぶようにしましょう。
6、厚手のカーペット
上記のように防音シートや防音マットを選ぶ際にまとめて対策できるのが「防音のカーペット」です。
防音カーペットは、表面の糸繊維が使用させているパイル部分が振動を和らげる役割を持っており、裏側の重量があるパッキング部分で和らげた振動を抑えることができるアイテムです。
カーペットには「遮音等級(=L値)」という基準があり、「L値」が低いほど遮音性能が高いです。購入を検討する際に知っておくと役立ちます。
7、隙間テープ
隙間テープはドアの隙間を埋めて音漏れを抑える定番アイテムです。安いものであれば、100円均一ショップなどでも売られており、手軽に入手することができます。
隙間テープは音漏れ防止の他にも、隙間風を防ぐことができたり、気密性が高まり、冷暖房効果がアップしたりなどというようなメリットもあります。
賃貸の場合は、引越しの際に綺麗に剥がすことができるように跡が残らないような商品がおすすめです。
アパートの防音グッズの効果を最大化するコツ
ここからは上記に紹介したアパートの防犯グッズの効果を最大化するためのコツを紹介していきます。
隙間を埋める
小さな隙間からも音は漏れます。窓やドア周りの隙間を徹底的に埋めましょう。
先ほど紹介した、隙間テープは窓用のテープは他の防音グッズと比較するとコストは安く100円均一ショップなどの商品でも代替が可能です。
「メインで対策したい場所には質の高いものを」、「日常生活で音が発生しやすい場所には値段をかける」などというように、コストの掛け方や比重の置き方を工夫して隙間を埋めましょう。
グッズの組み合わせ
複数のアパートの防音グッズを併用することで効果を高められます。
例えば、防音カーテンは窓の隙間テープや吸音シートと併用することで効果を上げることができます。気密性を高めて、遮音効果のある隙間テープは防音効果アップが期待できます。
また、薄い防音シートは、壁に貼ったりピンで固定したりするタイプの吸音材と組み合わせることでさらなる防音効果があります。
賃貸やアパートで防音グッズを使う際の注意点
賃貸やアパートで防音グッズを使用する際は注意しないといけないことがあります。引越しの際に契約主側から退去費用を多めに請求されたり、他の住民とトラブルにならないように以下の点に気をつけましょう。
- 壁や床を傷つけないようにする
- 設置や退去時に跡が残る素材の吸音材や遮音材は避ける
- 設置場所によっては効果があまりない場合がある
アパートの防音グッズで快適な生活を手に入れよう
賃貸やアパートで暮らしている人にとって、防音グッズは日々の生活を静かに快適に送るための強い味方です。この記事では、アパートの防音グッズが必要な理由と重要性、選び方、おすすめの防音グッズについてご紹介しました。
これらのアイテムを取り入れることで、外部の騒音に悩まされることが少なくなり、室内の音を気にせずに生活を送ることができます。
ぜひ、この記事を参考にして、自分にぴったりの防音グッズを見つけてください。
また以下の記事では、この記事でご紹介した便利グッズや一人暮らしに買ってよかったものを紹介していますので参考にしてみてください。
コメント